当初は、東京オリンピック・パラリンピックの開会式に出演する為に、練習も行われていたアイヌの踊りが、2020年冬に、時間の都合でカットされたと聞いて、がっかりしておりましたが、この度、マラソン競技が開催された札幌で4日間にわたって披露されました。
北海道の中でも、地域によって、アイヌの踊りや歌は、同じ曲でもちょっと踊り方や歌い方が違ったり、独特の踊りがあったりと様々です。
今回は、オリパラに向けて数年前から練習していたコアメンバーが、各地域の人々のリーダーとなってコーディネーションなどの裏方にも携わり、約80人が一堂に会するハレの日に臨みました。
手拍子と歌だけの素朴な地域の踊りも大好きですが、今回のように、オケバージョンで、演出された舞台芸術とも表現できる歌と踊りは、非常に新鮮でした。特に平取町の知っている人たちが生き生きと楽しそうに踊ってる姿には、感動してウルウルしてしまいました。
冒頭で男の人たちが振ってる、てっぺんだけ緑の木は何だろうと思って、知人に質問したら、タクサというお祓いに使う道具で、主に道東のものだそうです。平取ではヨモギが同じ役目を果たします。ステージ1〜5は同じ曲で、各地方の人たちが出演しています。各地域で、着物の紋様が違うので、チェックしてみてください。
STVのノーカットバージョンは、総監督の秋辺デボさんの解説や、曲目がテロップ表示されるので、内容を理解したい人にはオススメです。