木幡サチ子さんの最新映像

若い頃、4トントラックの運転手で女は私一人だった・・・というエピソードでいつも上映会では笑いが起こる木幡サチ子さん。アイヌ語教室の講師として、90歳になられた今も元気に活躍されています。

そのサチ子さんの最新映像がユーチューブで公開されていたので、ご紹介します。

アイヌ語の自己紹介とカムイユカ「カンナカムイ」雷の神様の物語です。

サチ子さんは、ビールが大好き!お土産を持って行くときは、できるだけ美味しそうなビールを選んでました。渡すと尚美ちゃんも飲みな、と言われるので、私も好きなんですが、運転があるので、いつも断ってました。でもある時、アイヌ語教室の何人かでバスで札幌に行ってトイレ休憩でコンビニに寄った時、サチ子さんが箱でビールを買って、みんなに振舞ってくださり、一緒に乾杯したのを思い出します。さすが!映画の中で一信さんから「このキップだべ」と言われるゆえんでしょ?カラオケも上手なんですよ。

また、一度は、ヤマメ釣りに連れて行ってくださり、ヤマメ三昧の食事をして、楽しいときを過ごしました。コロナ禍が収まって、再会するのを楽しみにしています!!

平取町の若い世代のドキュメンタリー

「Ainu | ひと」は、平取町に暮らす4人の80代前後の人たちにフォーカスして作ったドキュメンタリーです。若い世代については、敢えて触れませんでした。

ですので、映画を見た後、この古老達がいなくなったら、アイヌ語やアイヌ文化は途絶えてしまうのでは?と心配される方もいらっしゃいます。このブログの目的は、映画で触れていない事や最新ニュースを発信する事なので、今回、ぜひ多くの方に見て欲しい映像作品をご紹介します。

平取町には、若い世代で、アイヌ語やアイヌ文化を勉強したり発信している人や、工芸家がたくさんいらっしゃいます。その中の、1家族にスポットライトを当てた短編ドキュメンタリーが2作、ネット上で公開中です。(下記)このブログを読んでくださっている方には、見慣れた顔やお名前が出てくると思いますよ。「Ainu|ひと」の制作にも関わっている方々です。

「ラメトッコヤン」は2020年にニューヨーク・ジャパン・シネ・フェストで採択され、英語版が上映されました。「Happy Ainu」はラメトッコヤンで登場する関根さんと娘さんの事が描かれています。

監督は山田裕一郎さん。彼の他の作品を見たい方はYAHOO CREATORSをチェックしてみてください。山田監督は、私と同じインディペンデントの映像作家です。拡散することで間接的な支援に繋がりますので、応援をよろしくお願いします。

© RAMETOKKOR YAN | Yuichiro Yamada
@ Happy Ainu | Yuichiro Yamada

アイヌ語ラジオ体操|第1

アイヌ語版のラジオ体操が、アイヌ民族文化財団より公開されました!

体のねじれない所が、とっても可愛いキャラクターは、白い方が「トゥレッポん」。アイヌの重要な食料の「オオユバユリ」がモデルで、2020年にオープンしたウポポイのキャラクターです。

アイヌ文様のマタンプ(頭に巻いてる布です)をしてる方が、キュンちゃんというエゾナキウサギをモチーフにした北海道のゆるキャラだそうです。

元気なラジオ体操のお兄さんの声は、「Ainu | ひと」でアイヌ語の翻訳・監修をしていただいた関根健司さんです。

聞きなれたラジオ体操第一に、アイヌ語がとっても新鮮なので、ぜひ、試してみてください。出演しているのは、札幌大学のウレパクラブの学生さんです。

ウレパクラブはアイヌ語のLineスタンプも出してて私も愛用しています。興味のある方はチェックしてみてくださいね!

© Foundation for Ainu Culture
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