札幌・公のアイヌ文化空間「ミナパ」

9月15日に浦河町での上映会に参加する為に久しぶりに北海道に行きました。

札幌からバスで行く予定だったので、今年3月にオープンした地下鉄南北線さっぽろ駅近くの「ミナパ」に立ち寄ってきました。

 

「minapa」は「大勢が笑う」という意味のアイヌ語です。地下鉄とJRをつなぐ通り道にあって、待ち合わせなどにピッタリの場所です。

一番目立つのが、大きな大きなフクロウさん!コタンコカムイ(村を守る神)と呼ばれ、アイヌの人にとって大事な神様です。

水田から出土した樹齢400ー500年の大木をこんな素敵なアートに生まれ変わらせたのが、平取町の職人・貝澤徹さんです。伝統的な技法と現代的でクリエイティブなアイデアを組み合わせるのが得意な徹さん、シマフクロウの下に、ジッパーのジャケットをあしらっています。

自由に触っても良いと書いてあったので、ハグしたくなったけど、さすがに一人で恥ずかしかったので、手で触るだけにしておきました。後で徹さんにその事を言ったら、笑われました・・・

徹さんの曽祖父のウトレントクさんは、明治時代の名工として知られていた方です。また、イギリスの大英博物館のジャパンギャラリーに、徹さんの作品が展示された事でもニュースになりました。

他も様々なアイヌの工芸品やアートがあったり、TVモニターには、徹さんのインタビューや海外のアーティストが作ったアニメーションアート、口承文芸のアニメ、天気予報(アイヌ語で天気表示!)などなど・・・あっという間に一時間が経ってしまいました。

札幌に行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

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